3月中旬になり、今シーズン最後のラグビーの試合が終わった。
「当番だ。これ頼む。」と、長男がチーム全員のユニフォームを持ち帰った。
その中に、血まみれのユニフォームがあった。試合中、爆熱、爆裂の激突で、長男の鼻が曲がったらしい。
「えいっ!と気合で鼻を元に戻したから大丈夫だ!」と、言う。
かなりの激痛だったことだろう。
息子の身を案じる私の心中は、たまったもんじゃない。
今回は脳震盪を起こさなかったが、私の知る範囲では今まで3度 記憶を無くした。
「ただいま~」「今何時?」「ヒヨコが目の前をチカチカ飛んでいる」
と、家の中で私とすれ違うたび何度も言う。
「大丈夫だ!」
と息子は言うが、無理やり脳外に連れて行ったことがある。
見事に一週間の記憶が飛んでいた。
どれ程心配したことか!始終身体の痛みに耐えながら……生傷が絶えない…….厄介なものを好きになったものだ。
もうこれは 何者かにトリツカレテイルよ。
「はっちゃけ過ぎて、小さい頃からおんかれ通したのに、派手な事してみんなの為に実るんじゃけん。ラグビーはええぞぉ!」
と、長男が次男に話をしている。
ラグビーを熱く語る息子は、ここ数年、静かになった。
ちょっと前まで子供だった息子が、明らかに大人になっている。
確かに・・・。大人の階段を快走中のようだ。
~☆~