何が気になっていますか ? それはどうしてですか ?
子猫が気になります。
兄妹もいたことでしょう。
その子達に明るい未来はあったのでしょうか?
孫が入院となり取り急ぎ付き添い準備を済ませた早朝のことです。
新聞を取りに表へ出てみると門柱の真下に雨で濡れた子猫がいました。
震えるその子を手のひらに乗せてタオルにくるんで拭いていると大きな目でこちらを見つめてミャーーンと鳴きます。
体は冷たいけれど鳴く元気は有ることに安堵しました。
この子はどこの子?
お顔の毛並みがふあ~っと立ってきました。
このお顔!
似ている猫を知っています。
思い当たる処へ子猫を抱いて訪ねると
「ウチの猫じゃありません。ウチの猫(オス)はココにいます。メス猫がウチの倉庫で勝手に産んで、困ったのはウチのほうですよ。親子はちょっと移動しましたよ。どんな責任を取れと言うの!」
と、取り付くしまなく追い返されました。
移動?何処に移したって言うの?この子の兄妹は?あっ、この子は女の子だね〜。
さてさてどうしましょう。
SNSを駆使して呼び掛けて…。飼ってくれる主を探さなければ…。
私が家を留守にする間、面倒を見てもらうように夫に相談しなくっちゃ。
と、タオルにくるんだ子猫を抱いて農道をトボトボ歩いていました。
すると、
数十m向こうの畦道から犬の散歩をしている女性が足早に駆け寄ってきました。
「良かった〜。こんなにふあふあになって少しは温まったかいね。お腹も空いとるよね。」
と言います。
その女性が、小一時間前に小雨の降る中一匹目の犬を連れ傘を差して散歩をしていると、畦道で鳴いている子猫を発見し、妙案が浮かばず取りあえず我が家の玄関先に置いて帰ったことを話します。
ところが、
そのあと水田に浮かぶ子猫らしい姿を見て、先の子猫を置いて帰ったことを猛省することとなり、迎えにきたと言うことです。
聡明ではない私が、めくるめく知恵を絞ってあたふたしている間に、子猫の明るい未来が決まって、肩を撫で下ろしました。
運の強い子ね〜。品のあるお顔立ちね。
もしや、もしや…ですよ。
昨夜の土砂降りの雨の中、水田に放り込まれたとしたならば、それから、ようやく畦道に辿り着き確かな温もりに抱かれるまで、
この子はどんな辛い思いをしたことでしょう。
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