何故か

転職して初めての休暇をいただき午前中主婦らしいことをしている。

ここ数日にわたり、空いた時間、金木犀の薫を楽しみながら押入の片付けをしてきた。

今日はその香りが弱くなったと感じた。よくよく見ると地面に黄色い花が散っている。

何故か 涙があふれてきた。

そこへ 何を察してか友人SからLINEがあった。「大丈夫?」

『ワタシ…、大丈夫じゃない。』

退職を幾度経験しても、この思いのおさめかた修得出来ないよ。

この残り香は、私の中にある名残惜しい想いと同じだと気づいた。

派遣で銀行に勤務をしていた。何故、弾かれたのか とうとう理由は聞かされなかった。理由を知らされていないので裂けちゃった心は、なかなか解決しない。

シャボン玉がパンって壊れて消えていくみたいに、ハッとしてスッキリなら良いのにね。

窓から

きんもくせい

金木犀とお祭り

二十数年前のこと、娘と私は双子の乳母車を押し、鳥の端から、山の端へと良くお散歩をしました。

秋のお祭りの始まる頃、どこからともなく甘い香りが流れてきます。

もうじき我が家の金木犀も薫りだす頃・・・・と 待っていました。

花は小さくて目立ちませんが、雨乞い祭りのその後は、あっけなく散ってしまいます。

まるで、路面に降り積もった金色の雪のようで………..はかない花です。

 

きんもくせい

カメ