元日Part③
朝、子供たちの何かしらのゲームが始まっていた。
彼らの笑い声や騒々しい物音を聞きながら、 「何かしら?」と、思っても そこへ寄せてもらえない。
そのはしゃぐ声がようやく静まり掛けた頃、次男のお尻には 書初めが施されていると聞かされ、ようやく写メで拝ませてもらった。
白くてプルンとお尻の名残りはあるものの、大幅に様変わりをしていた。
なんじゃこりゃ!
その書初めの写メを誰かに送っているようだ。
誰に??? まだまだ笑い声が響いていた。
子供って残酷ね。次男が笑っていたのでホッとした。
その後、一時間30分掛けて金毘羅さんへ直行!
前日の雨のなごりの中、混雑している隙間を縫うように長~い階段を子供達は元気に掛け上がった。
必死に追いかけて、正月情緒にふけるゆとりなど全く無い。
露天が並ぶ中、あれこれ買い食いするさまは見れたもんじゃない!
堅苦しい礼儀を抜きにして・・・と思うけれど、私、他人の振り!
もう何年かすると立ち食いを恥らうようになるでしょう。まぁー無礼講。
彼らの勢いに圧倒されるばかりだった。
夕刻、お出かけから帰宅直後、「カラオケに連れてって~!」と、子供たちが可愛い声で言う。
現金なもんだ!元気なもんだ!
5時にカラオケの受付を済ますと 母はもう無用だと言う。
「父さんとゆっくり話しでもせんかい。」「三時間後にお迎え来てね!」と、彼らはカラオケの階段をさっさと上ってしまった。
一方的な約束を受ける羽目となった。あ~あ、追いやられた。
家に帰ると夫が消えていた。
居所を尋ねるなんてしたくない。けれど、子供たちの配慮を思い しおらしく夫へメールを送った。だけど、とうとう返事は返ってこなかった。
「お迎えなんか行かんわね。プンプン!」と、独り言を言いながらも やっぱり子供たちとの約束を破ることは出来無い。自分が情けない!
一人さびしく年賀状を眺めて時間を潰そうとした。それでも約束の時間はまだ来ない。
なので、いつもと変わらず洗濯物をたたんで、晩御飯の支度をして、時計を何度も見ていた。
もはや私は、一人では生きてゆけない人種なのだなぁ~。やっかいなものね!
予定より早い子供たちのメールでイソイソとお迎えに行くと「母さん歌おや。」と、ニコニコ手招きしてくれた。嬉しい~!
娘の弾む歌声は可愛い!息子のガラガラ声はカッコいい!
これまで何を歌ったのかな~と履歴を見ると、ま~随分沢山の流行曲が並んでいた。
私は明らかに選曲ミスをしたのだけど気持ち良く二曲も歌わせてもらって る~んるん♪ 単純なものね。
そして、遅い晩御飯を食べて・・・・・
浴室から「マジックの跡が消え~ん!」と叫ぶ次男の声・・・・・
・・・・・
鏡を見ながらお尻を磨く次男が夢に出た。
目が覚めると、深夜冷たいコタツの中だった。
なんじゃこりゃ!!!
おいおい、年明け早々これで何度目の置いてけぼり~!
いつの間にか帰宅していた夫と子供たちは、気持ち良さそうに布団で眠っている。
夫の大きい鷲鼻をオモイッキリ摘まんでやった。
うっしし・いっしし・イノシシ☆☆☆
ちょっと気が晴れたから、私も今度こそ布団で ひと眠りし~よおっと!
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金毘羅さん