菖蒲園

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わがままなお殿様から逃れる為に 娘と一緒に美容室へ行きました。

その帰り まだもっと広いところを求めて 池田の池公園へ行きました。

自宅から上部へ向けて30分車を走らせたところにあります。

娘と二人で しばらく池を眺めました。

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奥の菖蒲園へ 行ってみることにしました。
菖蒲は満開でした。

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菖蒲の花が そよいでいます。

隣に・・・ また その隣に・・・ 風が響きわたっていきました。

一面 輝いています。

一年を掛けてこの花を咲かせた方々は さぞ可愛くてしかたがないでしょうね。

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菖蒲の揺れる姿、その満面の笑みをしばらく眺めて

泣きたい時こそ たくさん笑って 出直そうと思うのでした。

私は、菖蒲にはとうてい敵わないけれど 私も もっともっと大切にしてもらいたい。

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一年かけてようやく咲いた菖蒲・・・開花の期間は特に短くて一週間ももたないといいます。

はなびらの傍らに つぼみが次々うまれています。一つの茎から二つの花が咲くそうです。

咲きかけると毎日のように新しい花が咲いているのでしょう。

園の株は何千株でしょうか。菖蒲の満ち満ちた笑みをしばらく楽しめそうですね。

菖蒲に子供たちの笑顔と似たものを感じたけれど・・・

菖蒲は 娘に何を伝えたのでしょう。

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素敵な風が吹きました。

風に抱かれて 菖蒲が笑いました。

「 かあさん、風の向きが変わったね。」 と 娘が立ち上がりました。

風の刻を受けて 男前の娘と共に車に乗り込みました。

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帰り際 池田の池を もう一度眺めました。

雲が ど~っと動き 風の流れが激しくなりました。

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「 我が花咲くよ。笑顔の花が次々咲くよ。 私を見てよ。 ずっと見ていてよ。」

と 菖蒲の花が言っていました。

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