あなたと過ごした時間の流れ


パワーとスピード感のある子どもたちの姿、


ご近所さんとの温かい人間関係、


濡れ縁から黄昏れる山空畦道などの景色、


古いながらも小さな修繕を重ねた家屋、


整った家財、


目の前に見えるもの全てが美しいことに感激しています。


幸せがそこかしこに いっぱい散らばっています。


ありがとうございます。


あなたと過ごした月日は、あなたが傍に居ない時間が多く、それでもあなたの手と息がかかっています。


あなたと過ごした時間の流れは、かけがえの無いものでした。


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仕切り直し


「やられた〜」とは思ったのよ。
でも「やられたらやり返す」という考え方にとらわれたら自分の負けのような気がします。


これまでも、あなたは私が泣いたり落ち込んだり怒ったり、私が感情的になるのを楽しみにしている節がありましたよね。


では尚更、私は動じませんよ。


しかも、コンセプトを変えることなく手を汚さない方法と言えば⋯


笑顔で過ごします。


これが最強で最高の仕切り直しです。



心を整えるのは難しいですね。
夫の物を全て処分して室内を整えています。
まずは、見た目を整えましょうか。


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ふすまのように


明日は月命日です。


部屋と言う部屋を掃除して配置を整えて、
次に気になっていた照明は子どもたちに外してもらって埃を一掃して、


更に目に入るのはふすまの経年劣化⋯。


5年ほど前になりますが同時期に投稿した『金木犀とふすま』よりも増えたふすまのシミと穴。


シミは隠しようが無いので破れと穴を和紙で塞ぎました。


ポッカリ空いたところを詰めて閉じて和紙の彩りで紡ぐように塞ぎました。
以前の模様を生かして足すようにペタペタと。


「塞ぐ」「つなぐ」「育む」「編み出す」「つむぐ」などの言葉が連想されて、


見掛けは悪くてもこんな風に関係を育むことができたらどんなに良いでしょう。


イビツだらけでも物語を紡ぐ道は無かったのでしょうか?


もっともっと知恵を絞って最良の言葉で関係性を修復して家庭や物事を丁寧に作り上げますのに⋯
と。


糊の所為なのか涙の所為なのか貼った和紙が破れそうになって、重ねて塞ぎながら顔がくしゃくしゃになるほど泣いていることに気づきました。


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自分をどう開放するか




急な喪失感。
見切りを付けようと思っても一歩も踏み出せ無かったのにね。


壊れるために結婚したわけではないのに…新婚当初から私は壊れそうでした。
なので、私の理想とする聖人君子を作り上げて夫と生きてきました。
あっ!なんてことは無い家族団らんのふとした瞬間に
「騙されるヤツが悪いんぞ」
と、良くつぶやいていましたが、それは私に向けて言っていたのですね。
あー、無念でなりません。


夫は外で心のままに生きていたのに…私は耐えられないほど恥ずかしい痛い女です。


幸せは幸せのフリをしたもの勝ちって思っていたけれど、実情は問題山積みの環境下で幸せのフリをしたところで幸せにならないんだ〜って、痛切に感じました。


精いっぱい寄り添ってお支えしてきたけれど、私の夫への気持ちや行動に満足する人ではありませんでした。
夫にとって それっぽっちだったのでしょう。


私はいたらないことばかりで、夫を苛立たせていたのかもしれません。
そんな風に自分を責めたり、やられたことの恨みつらみを言っても⋯実に苦しい!


反省しあえない。やり直しができない。
あ〜、どうしましょう、、、


夫の心は自由です。夫は実に開けっぴろげに堂々と生きてきました。
夫のしてきたことを認めてあげようと思います。
妻として好き放題できる環境を作ってあげていたと捉えると、ちょっと楽かしら?


幸せは自分を磨くことで手に入るのかもしれません。
自分を責めたり恨みつらみを言ったとしても苦しいだけ!


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夫と言う人


夫は
職人としてのプライドを持ち昼間は一所懸命働いていました。
そして、友人と酒を交わすことを毎夜の楽しみにしていました。


夫は
揚げ足を取る時以外は私を真っ直ぐ見ることはなく いつも伏し目がちで仏頂面をして会話やスキンシップを取りません。
ところが対外的には、
人に嫌われることを極端に怖がっていて、男女問わず自分に向けて優しい言葉を掛けてくれる人が大好きでした。中でも比較的ご老人に好かれていました。
攻撃を全く感じない優しい気持ちを寄せてくれる人の中でいつも安心して笑っていました。


特に、
性格や顔に関係なくストレートに好意を寄せてくる女性が大好きでした。
鼻の下を伸ばして直ぐになびいてしまいます。
私を連れ歩かないのは安心して飲める自分の場所を大切にしたいからだと感じていました。
不思議ですが妻ではダメなのでしょう。何故か私には夫をほぐす力は無く…求めてくる女性と飲むことが唯一の楽しみのようでした。
承認欲求の強い夫を家庭に縛ることができませんでした。
私は夫の心情を察して、本心は苦しいのに理解をしている振りを演じていました。


私のトキメキはささやかな日常にありますが、
夫のトキメキポイントは秘密を繰り返すことのようでした。
一見すると硬派、淡白、そしてシャイ そんな表現が似合う夫を女性は放っとくことができないようで、
優しさを前面に出し昭和から令和まで多くの女性をロマンスに巻き込みました。


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