素顔のまま


苦しいできごとの中にさえ
自分を育てる何かを見出だせる人に


自分の愚かさや絡まる苦しさに手を合わせ
頭を垂れる人に


体は誰かを魅了するためではなく
人の悲しみを受けとめるために


素顔のままに


それらの想いを深く
日々深く
手を合わせてゆく人になりたい

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赤い実


南天、千両、万両…


庭の赤い実を眺めながら、お正月飾りはどれにしましょうか〜
と、考えている自分がいました。


自由になったはずなんです。


自由になりましたが、幸せに行き着くはずの結末が、こんなにも苦しいとは想像もつきませんでした。


離婚をしないで家族を継続させることを決めた時、散歩をしながらこのBlogの構想を練りました。
Blogを始めるにあたり、それぞれの尊厳を大切にしこの先は幸せが待っていると信じていました。
当時、フラッシュバックや夫婦生活を継続する苦しさを推し量りもせず、まして、銘々のその目的地はわかりませんが、その先は、決して悪いものにしないと心に決めていました。


夫のピュアで砕けそうな心を理解し攻撃性と女好きを認めて、その実情を隠すことで新たな道が見えてくると信じていました。
そのためには、
まず夫を変えることを諦めました。
それは、夫に執着しないで自分を良く見ると言うことです。
自分はどう思うのか?どう感じるのか?何をしたいのか?自分の心の声を聞きながら自分を守り、自分らしく生活する為のBlogでした。


この20年近く、押し込めていた感情を文字で言語化するようになりました。
美しい物を見に出かけるようになりました。
スイミングに夢中になりYouTube画像を見ながら4種目泳げるようになりました。
書店で見つけたテキストとネットの過去問題で保育士資格を取得しました。
着付け教室に通いコミュニティを増やしました。
クリエイターとして某施設のブース出品、minneやメルカリなどのハンドメイドマーケットプレイスで活動を始めました。パステルカラーや可愛い柄の入った、子どもの入園・入学準備にぴったりなアイテムを主に出品しています。


赤い実が次々実るように、
自分で選び、自分で決めて、
私は夫の保護から飛び出しました。
それはわがままじゃなくて、自分を大切にし自分を生きているということです。
シッカリ私の中に私がいます。
夫に明け渡したりしないで私の人生を私が生きています。
そのはずだったのです。


その自分ファーストの末路がこんなにも苦しいものになるとは…
予想だにしない夫の死により溢れる感情を誤魔化すことができません。
隠してきた心情を無かったことにはできませんでした。


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記憶力や体力の衰えとかを感じると自分が楽しんでいる哀愁や慈しむモノは将来どうなるんだろうって思う時があります。
例えばこの家。
夫が去り私がココを去ったら見事に更地になるんだろうな〜って思うと切なく胸に迫るものがあります。

庭の木々に赤い実が次々と成り、その赤い実が天空と柔らかく共有している光景を美しく思っていたら、あっという間に鳥についばまれて裸になりました。これまた良し💖自然の摂理ですよね。
この生業が面白いと思い、この赤い実をBlogに残しておこうと思いました。
苦しいこともこの生業の一つかと…。


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夜中を通して

過去の出来事が許せないのではありません。
それ以前の基本的なところで信頼に足る相手ではないと、
人としての信頼の期待値はもはや低くなっていました。


40年間、母から子に伝えるように夫に願ってきた❝人として当たり前の五つのこと❞
聞く耳を持たないので「こうしてくれると嬉しいな」って、手紙をしたためたこともございます。
叶えば信頼を寄せ心の拠り所になったはず。
生活するうえで重んじるそれはそれは大切なことでした。
五つの当たり前のことをさらりと表現してくれることを願っていました。
その日を待っていました。

一つ、感謝の言葉を欠かさない
一つ、名前を呼びあって一緒に笑う時間を持つ
一つ、お互いの話を最後まで聞く
一つ、小さなスキンシップを忘れない
一つ、それぞれの時間を大切にする


このささやかな願いが叶うことはありませんでした。
夫が「ハン」と鼻で笑う姿は、私を軽く見ているようにさえ感じて
安心からほど遠く 私が夫に甘えることはありませんでした。


人間関係って言うものは、そもそも勝手に良くなることはありません。
自分で繋いで紡いでいかなければなりません。
運命の赤い糸となれば尚更で、
この人とやり直すと決めたらその方向に何が何でも努力をしなければ勝手にうまくいくことは絶対にありません。
自らの心をコントロールする努力と許す覚悟を決めることが結婚を継続すること。そして信頼と尊重と話し合いが静かに人生を整えていく。
そのことに気付いた時は、夫を何十年も多くのロマンスに溺れさせ夫を亡くした後でした。
役割のない私がさっさと離れることで、夫は誠実に生きることができ さらに長く安堵した夫の未来があったかもしれません。


夜中を通して泣いています。毎夜、泣いています。
贖罪、感謝、途絶えた未来を考えています。

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早朝



30年前、20数年前、数年前の幾度か…


離婚の理由はいろいろなケースがあると思うけれど
十分に値する事象に苦しんだ。


早朝、テラス下の濡れ縁で6人分の洗濯物を干し終わった後、
今日の天気を予想しながら景色を見ていた。


前夜、
「何いよんぞ。ワシはシッカリアンタに夢中じゃ!」と夫。
夫は私から去るつもりはないと言う。


忘却の名人と異名をとる私ならでの特典は、どのような天候をも幸せに置き換えることだと考えた。


私は苦渋の決断をした。
悩むならやりきってみようと。


心と頭と腹と現実は違うけれど、
心に思うことも頭で考えることも腹にしまっていることも現実を受け入れて自在に整えることができると思っていた。
知らぬ存ぜぬ!
目をつぶるとき!
頑張った先に、我慢した先に、きっと素敵な世界が見えてくるかもしれない。


4人の子どもたちの心の安定と金銭的な余裕の為に夫の行為は無かったことにしようと決めて自分の心を偽った。


継続の決断をしたにもかかわらず30年前は、
私の人生を軽んじる行為に怒り、一途に思ってくれなかったことに傷つき私は完全に自信を失った。
鏡を見るのも嫌になりオシャレをする気もなく、そして誰にも会いたくない。
子どもと向き合うとき平常心を装うことは並大抵ではなく、
子育てに専念しながらも毎日苦しんだ。
新婚当初から夫が勝手に裏ぎり通しただけなのに何故か自分を責めてしまう。
私の言動や魅力低下の所為ではなく夫の弱さだと行きつくまで数年を要した。
ずっと誰かの役に立つことばかりを考えてきた私には、自分の為に生きていく切り替えは一筋縄ではいかなかった。
しかも軽く見られていた自分が自己肯定感を上げることは至難の業だった。


不貞行為を目の当たりにした20数年前、
表向きは感情を乱していない振りをしていた。
心の内は悩み苦しみながら自分の決断の落としどころを考えていた。
早朝この状況下でさえも洗濯物を干している。
自分がしなければならないことを少しずつ見つけて前に進んでいる。
一途に思ってくれなかったことは辛い出来事。だけどここで家族を終わらせる必要はないと思い直した。


夫の浮ついた遊び心なんて取るに足らないこと、私たちには育まなければならない使命が有るのよと心でつながる家族をめざした。
夫の機嫌ありきで幸せを感じることはよそう。
問い詰めることはせず、私のもとへ帰ってくる現実だけを見て、自分磨きに勤しむことにしよう。
裏切りをずっと考えるよりも自分で幸せを感じるような人生を作って行こう。
と、笑って 笑って 笑顔を作った。


今回、生々しいメール履歴を見てしまった。
私、40年よ。長く深く家族を大切にしてきた。その年月をかけても自分は一人の男性を幸せにすることが出来なかった状況を目の当たりにした。


大切な人を目の前にして私は何をしていたんだろう?と、この二か月反芻している。
裏切られたことを見るのではなく、この人から助けてもらったこと、食べさせてもらったこと、子どもが育ったこと、そこを考えて目をつぶってきた。
そのはずだったが、心通わす本当の絆は私たちにあったのだろうか。
毎夜涙が出る。海水が激しく岩に打ち寄せるように悲しみが絶え間なく迫ってくる。
自分でコントロールできない状況に気を病んでも仕方がない。夫が悪いわけでも私が悪いわけでもない。歩みだした時からお互い歩幅が違っていただけのことと自分に言い聞かせている。
何故なら恋愛、性欲、結婚、その三つを一人の人と叶えるのは かなり難しい人だったのだから。
一人の女性で完結できる人では無かったのだから。


妻の役割として夜の営みは大切と思いつつも、
私はニ十年以上もフラッシュバックに苦しみ誠意を込めて受け入れることができなかった。
安心を感じることができず夫に触れることができなかった。
肌を合わせない意思を頑なに守ることが自分のプライドだったのかもしれない。


・一途に私一人を想ってくれなかったこと。
・一見すると硬派、淡白、そしてシャイ。そんな表現が似合う夫が、優しさを前面に出し昭和から令和まで多くの女性をロマンスに巻き込んだ事実。
・不倫をしている分際で我が物顔の夫。
・終わったのだから何も無かったことになっている夫。
・隠し事が多く次の人に向かっている気配。
・相手との別れが辛いのか?自責の念なのか?真意はわからないけれど同じ空間を同様に笑って共有する時間を取ることができないほど 夫は苦しそうな表情をすることがあった。
それらの過去の出来事が許せなかったのではない。
それ以前の基本的なところで信頼に足る相手ではないと。
人としての信頼の期待値はもはや低かった。


私がさっさと見切りをつけることで、夫は自由に生きることができ さらに長く安堵した夫の未来があったかもしれない。


生前 夫に涙を見せたことが無い私が、
早朝、目を腫らして洗濯物を干している。


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おかしな夫婦


すっ とぼけているのか?
真剣なのか?
珍しく連れ立って真顔で応え合う夫婦。
連れションはできないけれど
釣り合いは…取れているのかな?


おかしな夫婦・・・・・


下記の日記❝開放感❞が、一番こころに残っている夫との時間です。


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夫の不貞行為
誤魔化せる喜びに興奮し突き進む
毎回逃げ切って何事もなかったかのように相手を替え幾度も繰り返されていた


信頼を壊し
家族の安心を奪い
妻の人生を軽く扱った


信用を失い
居場所がなくなり
友人からも信じてもらえなくなり
職をも無くした
自分を正当化できなくなって
心のバランスを崩し
人生をも壊した


夫が隠して逃げ切る間
妻は守りたいものが少しずつ増えて
夫は何事も無かったかのように振る舞うなか
妻には守るものが沢山あった


これまでの不協和音
幸せの形が違う
価値観が合わない
ただそれだけでは終わらない


妻の心は長く止まっていた
違和感なく空気みたいに一緒の時間を過ごす関係に依存していた


心が動けば時間が進む
時間が進むと人生が動くかしら


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