映画『すずめの戸締まり』



なんと!まだ上映していました。



『すずめの戸締まり』を観てきました。



この映画は公開から4〜5ヶ月経っています。
この上映期間って、ファーストランを超えて かなりのロングランと思っていいですか?
映画館で上映する期間は作品によって異なりますよね。



蝶とミミズ、三本足の椅子と要石。その相反する関係も姿も発想も面白いけれどリアルなのは背景です。



画中、
大洲市の肱川橋梁とその背景に大洲城を見つけましたよ。
八幡浜港と車道に出た海沿いの町並みは、熱々の揚げ物を買うために私も足を踏み入れこの目で経験しています。
列車や駅(聖地:下灘駅も登場)、そしてミカンと彼岸花、池や山々の自然の描写が素敵!誠に素敵です。
中でも八幡浜駅の美しいこと!
私の知っている八幡浜駅は20年前の記憶ですが、画中の木造の佇まいや上り下りの渡り廊下を含む構内の様子は、恐らく実物以上に美しく輝いていました。一瞬にして神秘的な駅に記憶を置き換えてしまいました。
飛んだ県がある中、愛媛の善きところを描写してくださりとっても嬉しかったです〜〜〜♥



扉の向こうにある世界は、すべての時間が同時に存在する世界のようです。
自分しか居ません。幼い自分に会える世界です。あっ違ったか…未来の自分に会えるのです。が…。
日本列島の歴史ある災害と対峙するSF物語です。恋愛ファンタジーではなく、その斜め上のところが凄くイイと思います。



足の欠けた不安定な椅子が、走る 飛ぶ 倒れる。
これって、心に傷を負った者が、様々な出逢いに助けられ、心の傷を抱えながらも自分自身の足で立ち上がる!前に進む!というお話だと感じました。

.

.