優しい香り



『おはょーございますぅ^ ^』
と、美容室を営んでいる友人に手作りのバッグを届けに行った。



「体調悪いのに、作ってくれよったん?
写真を見て楽しみにしてたけど🥺見てもっと感動〜♪ プチ旅行楽しみ過ぎる😊」
と、喜んでくれた。



退職したことを告げた。



「大丈夫?」



『ワタシ…、大丈夫じゃない。』



採用試験(面接)の真っ最中に採用を頂いた仕事だから、感謝して喜びを感じ新しいことをどんどん吸収し未来に続くはずだった。
初日から続いている足首の痛みは激しくなるばかり、最近の受診で骨挫傷だとわかった。…立ち仕事が体に合わなかった。
退職を幾度経験しても、この名残り惜しい気持ちのおさめかた修得出来ないよ。。。



昨日の面談の内容をかいつまんで話した。
受付のPCの位置を低くして椅子に座って業務を行うことを 提案していたのだけど…看護師の動線が一番大切で、私にとって働きやすい環境に変えることは無理だったことなどを…。
立つ鳥跡を濁さずと言うじゃない!
これでも笑顔で感謝の言葉を添えて9/30付の退職手続きを済ませてきたよ。
私の決断は妥当なんだと言い聞かせながら去ったよ。



「これで良かったんよ♡」



『まぁーね。有り難いことに娘の里帰り出産を控えて、身辺随分騒がしくなるからね。(笑)』



彼女がうなずく度に美容室の香りが舞っていた。
その香りは名残惜しい想いを優しく包んでくれた。



そうだよね~♬
実は、力が湧かない症状が現れていたのよ。肉体的にも精神的にも疲れてたのか?



当院は休日。駐車場で個人病院の土曜日の診療時間を検索した。
何故なら、痛いのなんの!!
歯の被せ物が取れて冷気が入るだけでもヒリヒリしみる〜〜〜💥
残尿感があるし、もよおす度に痛む部位もある〜〜〜💥



なるほど、やはり私は疲弊してたんだよ。



こともあろうに、健康保険証を返却した翌日に、歯科と泌尿器科の診察を受けることになった。
なんてこった!
と、思っていたら…
マイナンバーカードと紐づけしていたことを思い出し、受診することができたのだった。



ユニフォームのポケットにいつも入れていた覚え書きをようやく処分する諦めがついた。

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仕事運

ワタクシ、
再就職のたび、仕事運有るわwwwと、思い込む力は天下一品です。


ところが
私に仕事運が有るかと言うと、
ジャンジャンバリバリ頑張った割に、
実態は‥‥‥


不当解雇を実感したり、
契約期間があり継続かなわなかったり、
吸収合併で解雇となったり、
年収やボーナスがあまり良くなかったり、
雇用条件が悪いうえに残業を行った際の支給が途絶えたり、
肩書が正社員並みであっても曖昧な立場であったり、
事務職員は生産性が無いヤカラだと、なじられたり、
環境さえも粗雑で、見合うものを感じられ無かったり、
マネジメント能力の低いオーナーであったり、


今になって思えば、未練を残さず見切りをつけれる職が多かったようです。


何れの職も、
正社員の道から掛け離れた路線をウロウロしていました。
娘から
母さんの特技は、『退職』
母さんの趣味は、『就活』
と、名言が出るほどです。

長男には
「オカンは破天荒だ!」と言われ、私に問題があるかの様に思われています。
むむ🙄😳😁


仕事運があったとは、言い難い‥‥‥


そんな私ですが、
よき求人情報を目にするたびに、
仕事運があるわwww、
魅力的な職場だわwww、

  と思います。

何故か

転職して初めての休暇をいただき午前中主婦らしいことをしている。

ここ数日にわたり、空いた時間、金木犀の薫を楽しみながら押入の片付けをしてきた。

今日はその香りが弱くなったと感じた。よくよく見ると地面に黄色い花が散っている。

何故か 涙があふれてきた。

そこへ 何を察してか友人SからLINEがあった。「大丈夫?」

『ワタシ…、大丈夫じゃない。』

退職を幾度経験しても、この思いのおさめかた修得出来ないよ。

この残り香は、私の中にある名残惜しい想いと同じだと気づいた。

派遣で銀行に勤務をしていた。何故、弾かれたのか とうとう理由は聞かされなかった。理由を知らされていないので裂けちゃった心は、なかなか解決しない。

シャボン玉がパンって壊れて消えていくみたいに、ハッとしてスッキリなら良いのにね。

窓から

きんもくせい

月は薄雲を通して 

月は薄雲を通して笑っていた。

ひんやりと冷気が頬をかすめる。

夜風を受けて私は揺れ動いていた。

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午後から来ていたパートさんが、8月末日、一身上の都合によりたった半年で退職した。

良きパートナーとなるはずだった。

私は、入社して2年3ヶ月。

考えることや覚えることがたくさんあって、一度に抱え込む任されごとは、自分のキャパシティを完全にオーバーしている。

職場の速度や調子などは速く、片時もゆったりとしておれない。

これからもこんな忙しさが次から次へと間断なく続いていくのかな。

忍耐と努力の限界を感じる。 老化の前兆なのかしら。

そう感じながらも
ときどき思うんです。あなたが必要だって言われたい。もっと役に立ちたい!

心が折れそうな職場の凹凸・・・そんな本能的な事を巻き絵にしても2話や3話で仕切れるものではない。

綺麗に書ける自信など全く無い。

隠しておかなければならない事がある。隠しておかなくっても、言いたくない事もある。

でも、ちょっとつぶやいてみる。

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暖かい社風の会社に勤め直したいなぁー。

走る人