親ごころ

LOVE
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今春、長男が社会人になります。

エネルギーに満ち満ちて勢いのある子です。

勉強、部活、アルバイトを両立させ、高専生活を満喫してきました。

友人と計画を立て、2週間程アメリカ旅行の経験があります。日本人があまり足を踏み入れない数々の国立公園を渡り歩いたそうです。

四国代表選手として選抜され、夕張で行われた全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場したこともあります。

彼は、お金を無心したことがありません。交遊費や衣類はもちろんのこと、学資や運転免許まで自分で精算してきました。

唯一、3食の準備が私の役目でした。

これからも家に居てくれる親孝行者だけど、私が関わることがだんだん無くなっていくことが悲しいわ。

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今朝、私が慌しく出勤の準備をしていた頃、彼も卒業研究発表会があるとかで、スーツを出して登校の準備をしていました。

ネクタイの結び方をインターネットで検索し、プリントアウトして、あれこれ四苦八苦していたかと思えば

鏡の前で、コートを着たり脱いだり・・・。

・・・・・スーツ姿、なかなか似合って格好良いよ。・・・・・・

けれど、鏡越しに目が合って、

「あらあら、郷ひろみと張り合うつもり!」

って、ぼけた顔で話し掛けて、私も上着をパタパタ♪ 天然に磨きをかけてしまったぁー。

私がぼけても、やっぱり息子は振り返ることもなく、いつものように鏡をまっすぐ見て

「母さん、ホント可愛いわー!」

などとホザキ賜う。ムム!

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彼の就職先の研修が数日後にあります。

横顔に、新しく始まる生活への期待と不安が見え隠れします。

もうすっかり大人だけど、私にはまだまだ子供です。

この子、大丈夫かしら?

がんばり過ぎるんじゃないかしら?

「完璧!」

息子はそう言って、くるりと回りました。

私の心配なんて、取り越し苦労なんでしょうね。

アホな母親ね。

大丈夫さ!

大丈夫だよね!

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進学のために家を出る長女の数々のダンボールが目に入り、もうひとつの違った悲しみが襲ってきました。

受験やら引越しやらで慌しくて

今年の桜の季節は、さて、どうなりますやら・・・。

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