家での晩酌はない。
もっぱら作ることに専念して、健康を願い、食に彩りを添えて家族に喜んでもらおうと努力している。
今夜は、真面目な主婦同士、泉池の‘丹羽(にわ)’へ行ってきた。
現在勤めている先の奥様が称賛しているお店だ。
高校・職場と、同じ修羅場を乗り越えた者同士で晩酌をした。
愛社精神が残っているからだろうか、昔の話に花が咲いた。
入行後も試験に追われ、
上司のしつこい毒舌に辟易とすること再々で、
気の荒いお客様に「少々お待ちください。」と、頭を下げ続け、驕り高ぶる風はなく幾たびも笑顔でお声掛けをし、
眠っている間をも札束を数え伝票をめくり金額の差違に苦悩し、
独身時代の若さ所以の失敗談や忍耐強さを語り合った。
お互い、どうして耐えることが出来たのだろうか・・・。
今もメインバンクとして所望してしまうのは何故なのだろうか・・・。
と。
談笑を交えてのご馳走は、自分へのご褒美として、ひと山の頂上を感じさせるようだった。
ロールキャベツの触感と食味は類をみないものだった。
アジのたたきは、生野菜とアジの絶妙のマッチングに堪えられないほど。
あさりの酒蒸し、肉じゃがなど、家庭料理の定番なのだけど、贅沢な思いにひたった。
同年齢でありながら、人生の先を進む友人の話は、今後の参考になった。
夫との向き合い方、いずれ更年期を迎えるだろう自分の体調管理etc・・・。
まだまだ自分の思いを表現してはいけない古い職場・・・過去を思い出して謙虚に慎ましく頑張ろうと思った。
友と語る食事はとっても味があった。
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