葵の花


散歩は夫の実家を通ることもあります。


実家は、葵の花が垣根越しに鮮やかに咲き誇っています。


毎年5月特有の景色です。


義母は杖を塀に立て掛けては、枯れた花や枯れた葉をチョキンチョキンと摘み取っているところでした。


独りで住んでいる88歳の母は、足元がやや怪しくなってきて、表に出るときは杖を利用するようになりました。


私の姿を見つけ「オホホホ!ワッハッハッハ 何しよん?歩きよんかね。」と元気よく笑い掛けてくれました。


風にあおられ花が散って昨日は掃き掃除が大変だったそうです。


この花を裏の〇〇さんに、数件隣の〇〇さんに株分けした話を今日もしてくれました。


「お母さん、これは見事ですね。皆が欲しがる気持ちがわかります。この裏通り、ますます綺麗になりますね〜。」
と私も母の日と同じ話をします。


散歩が少々長引き夕飯の時間が気になるので、今日はココで折り返して帰路につきました。

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