大楠よ



「大きな木の所へ連れてって〜✨」
と、孫が言うので 恐らくココかなっ と一宮神社へ行きました。



孫は、
「ここ!ココ!くすのき!おおくす!」
と、言いながらクルクル踊っていました。



この楠たちは、数え切れないほどの長い年月を 静かに深く 風と共に過ごしてきました。



私、見まがったのでしょうか?
大楠は、葉の色が薄く何時もの元気が感じられませんでした。



ずっと以前、
参道に足を踏み入れることができないほどおごそかな風采と静寂感がありましたが、最近は来るたびに寂しい姿になっています。鳥居も変わっていました。

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大樹



一宮神社に詣りました。



神社境内の楠の大群落は、昭和26年に国の天然記念物に指定されました。



一番楠と呼ばれている楠は、根回り15m、高さ30mあるそうで、一千年の歴史を偲びます。



帰りは、一宮神社の参道を十数分散歩しました。
音楽教室の受付事務をしていた十数年前の3年間、お昼休みにこの参道をほぼ毎日散歩していました。
先生と他愛も無い話で盛り上がる楽しい散歩でしたが、 この楠を前にすると寡黙になったものです。




樹齢何百年という太い幹に手を当てて
「この木は、何度の大きな戦いを生きぬいてきたんじゃろねぇ。これまでにも、今の私達みたいにこの木に語りかけて何かを感じた女性がおったかもしれんよ。」
と、話したこともありました。



生きるか死ぬかの張り詰めた時代を幾度も生きてきた悠遠な大樹は、多くの人を見守ってきたことでしょう。



今の悩みなんて、なんてちっぽけなの。
と思わざるを得ません。

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