『 おくりびと 』

「石文(いしぶみ)」って知ってる?

まだ文字が無かった時代、人は、石を意志伝えとして用いたそうです。

自分の想いに似た石を相手に渡します。

受け取った者は、その石の大きさ、かたち、艶、色、重さから相手の気持ちを読み取って、その返事に自分もこれと想う石を選んで相手に返します。

なんだかとっても良い意志の伝達でしょう。お互い目を見つめあって交わす行いです。

静けさと暖かさを感じます。これこそ人と向き合うってことですよね。

「石文」。私、初めて知りました。

映画 『 おくりびと 』 を観てきました。

アカデミー賞外国語映画賞を受賞し再上映となり、ようやく見る機会をえました。

本木雅弘さん演じる主人公は、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだします。

広末涼子の持つ明るさも素敵ですが、山崎努さん、笹野高史さんのそれぞれの役どころがどんぴしゃりで素晴らしいと思いました。

美味しいものは美味しいと言い、むさぼるように食するシーンに愛着を感じました。

“死という到達点は、門だ”というセリフが印象に残りました。

言葉よりも勝る想いを姿に表現することが出来るんだ!って、感じました。

人柄や生き様を無条件に受け留めている納棺師に奥ゆかしさを感じました。

私はどしゃぶりの涙を流しました。泣いて笑って軽くなって帰ってきました。

面白くて楽しくて悲しくて優しくて、とっても素敵な映画でした。

春の晴れ間

 

春に三日の晴れが無い、と言われます。今頃雨が多いですね。

3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花の咲いている時期に降り続く雨のことを「菜種梅雨」と言うのだそうです。

菜の花をはじめ色々な花を咲かせる雨、という意味でしょうか。

私には、降って欲しい時には降らなくて、降らなくていい時に降る雨!って感じるのですが・・・。

雨にあたるとまだまだ冷たいです。はやく、優しい雨になって欲しいわ。

先日、娘が通っていた高校の塀沿いを自転車で走りました。その日は、気温も高く空は快晴でした。

その塀の上空に今までに無い優しい色合いを感じたと思ったら、寒椿桜 椿寒桜が満開でした。

校門に立つと、寒椿桜 椿寒桜の甘い香りが漂ってきました。

この季節、冷たいと感じたり、優しいと感じたり、季節は確かに移ろっていますね。

 
 校庭の桜
 
椿寒桜 
 
 
2007年春にも椿寒桜のことを書いています。是非どうぞ♪ 『 椿寒桜 』 
 
 
 

桃の節句の晩ご飯

お久しぶりです。

このままだと あれよあれよという間に、3月が去っていきそうです。

そこで、今月の嬉しかったひとときを記事に・・・♡

今年のひな祭りは、高校1年生の次女が、サラダ寿司を作ってくれました。

「まかしといて!」

と、娘は小雨の中、自転車に乗って威勢良く買い物へ行ったそうです。

父親は、娘が帰ってくるまで 外でウロウロと・・・。作り始めてもカウンター越しにチラリチラリと・・・。

「なんなん?」

と、娘は、何度も父親に話し掛けたそうです。

車に乗せていけばよかった・・・買い物に付き合えばよかった・・・と、気掛かりだったのでしょうね。

喜んで台所に立つ娘の姿が、嬉しかったのでしょうかね。

仕事が終わり、私が帰り着いた頃には、娘はちょうど合わせ酢を調合している時でした。

夫は何事も無かったかのように、デンと座ってコタツの天板に新聞を広げていました。

サラダずしの出来上がり!
このサラダ寿司は、2学期の調理実習で教わったそうです。
抹茶白玉
手際よく、抹茶白玉団子の出来上がり!
サラダすしと抹茶白玉
わぁ~、美味しそう♪
いただきま~す。
皆が来る前にパチリ…☆”    さぁ、いただきま~す。

我が家の子どもたちは、みんなに祝福されて生まれてきました。

「初節句のお祝いに。」と 届いた市松人形や手毬人形は、とっても愛らしいお顔立ちをしていました。

毎年戴き物のお人形を飾って、みんなに守って頂いていることを感謝してお祝いをしました。

そして夕飯は、ちらし寿司とハマグリのお吸い物を家族で食べていました。

今年の桃の節句、何もしてあげられなかったね。ごめんなさいね………☆

この日の晩ご飯。とっても美味しかったよ♪

母さんは幸せだな♡

真顔で

 

先日、今治の施設実習から帰ってきた長女が、新居浜駅で出迎えた私に

「母さん、大切に育ててくれてありがとう。私を産んでくれてありがとう。」

と、真顔で言った。

実習先で、余程のことがあったのだろう。

「全く知らされていない世界だった。ここで自分が出来ることは何なんだろう?施設の子ども達とどう向き合ったら良いのだろう?」

と、分らず仕舞いのまま掃除と洗濯に専念したと聞いた。

私はその話を聞いた夜、湯船に浸かって目頭を濡らした。

彼女を松山へ送った今夜、それを思い出し目頭が熱くなった。

娘よ。頑張ってくだされ。 

バラ