母の要望に応えて施設にいる父に会いに行きました。
今回は、父の表情から私が誰か分かっていないことをハッキリ感じました。
どうしてココに連れられて来たのだろう?部屋でのんびりしていたかったのにといった表情です。
母は父の様子に構いもせずに「おじいちゃん、こんにちは。」と父の頬をさすって肩を寄せましたが、父に払い避けられました。
それを見かねた私は、
「こんにちは、私は貴方の娘です。
隣に居るのが、私の母です。つまり、貴方のお嫁さんですよ。。。」
と、父に挨拶をするのですが、、、
父は自分の子供とか家族とかその関係性についての概念がなくなっているようでした。
「むすめ・・・はは・・・よめ・・・」と、私の問いかけにときおりオウム返しで応えますが不安そうです。
「また会いに来るからね。」と言うと
「また会いに来る・・・?」
と。
言葉を覚えようとしているかのように語尾は上がりますが、意味もわからず音だけを繰り返します。
母の声は終始弾み笑っていましたが、面会の場はまるで母の一人芝居でした。
私は虚しいままごと遊びを見てしまいました。
父のように、とつとつと向き合ったほうが楽でしょうに…。
とつとつと。
「じぃちゃん、やわらかい笑顔が無かったね〜。
誰とあっているのか…自分が何をしているのか…もう考えることは無いのかもしれないね。」
と、車中、母に話しかけました。
「そうで?じぃちゃんはわかっとる。」
と、母。
それは母の願望ですね。
への字に口をつぐむ母の様子を見ているとおそらく楽しく無かったのだと思います。。。
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