老木と廃墟

施設の木々を除去する予算が捻出できないらしく、脚立と老木に身を委ね やっとの思いで廃墟の庭に立つ桜の大木を伐採しました。
無人の来春は消毒できないので毛虫の大量発生で近隣へ迷惑を掛けない為に!と言うことでした。
“桜を切るバカ、梅を切らぬバカ”と言いますが、桜の花を断つために切ることは初めてでした。
切り落とした枝、枝?と言うより、もはや横たわっている丸太と言うべきでしょう。
それには蕾が芽吹いていて、来春咲くことの無い花を惜しみました。
人気のないこの施設は、今でこそ静まり返っておりますが、
多くの女性とその子どもたちが、入れ代わり立ち代わり様ざまな想いで生活をしていたのだろうと 思いを馳せました。

母子寮

老木

新芽を断つ 心が痛む

昭和だねー


ココは、レトロな佇まい。

有るところの 有る空間が 殺風景。



そこで

チクチク チクチク 台の前に正座して、運針縫い。

両手を動かさないと糸目が流れたり、それたりする。

物を作りだす大切な時間。



そこへ、退寮したY女史が遊びにやってきた。

「まるさん、針に糸を通しながら正座ですかー。それも手縫いで 昭和だねー。」と。

まーありがとう。古式ゆかしき姿と言ってちょうだい。昭和を知っとるの?

「知っとるよ。母ちゃんも昭和生まれよ。」

私は、もう これが無いと たちまち足がしびれてしまうわ。




「はっはっはー♬鍛え方が足りんね。」

そうじゃね。これじゃ、昭和の生まれよ!とか自慢できんね。

後で 届けるね♬




はい!出来ました。




はい!もうひとつ出来ました。




ペーパーホルダーカバーです。






私の仕事は、清掃作業からはじまり、夕刻は保育支援を行い、終業間際に入所者及び退寮者の支援記録を作成している。


◎入所者の声や暮らしの現実には様々な課題があり、会話のなかで その方のお困り感に気付くことが大切。
◎利用者と会話が弾むようになったが、支援者として あれもしてあげよう これもしてあげようと身勝手な発信は、利用者の支援にならない。
◎相手からの求めに応じて自然と引き出されるお困り感を 上司に報告し指示を仰ぐ。


と、上記3点、支援をするうえでの重要なポイントを 2か月経て上司から指導を受けたところだった。



私は、入所者の積極的なトイレ清掃を促すために 各自が使用するトイレに ペーパーホルダーカバーを付けることを提案した。

コロナ禍なので不衛生では無いか?と言う意見も出たが、それを超えたメリットが有るかもしれないと上司が判断してくださった。

私は、ようやくこの場所に馴染んできた。





ところが、以前からささやかれていたが、

今期でこの施設の閉鎖が決まった。

施設の老朽化が一番の問題で、市民によって選ばれた議員と学識の高い方々が、さまざまな角度から散々協議し、ほかに選択肢はないのかと手を尽くした結果だったと言う。

市長は、安心して過ごせる社会を目指し福祉に一層 力を入れると宣言していた。

それを実現する為に、職員の人件費削減をはじめとした歳出の見直し、多くの市民に納得してもらえるお金の使い方を考慮した決断だったと言う。

今後、一人親家庭の危機案件が発生すると、ホテルを利用した支援を行うと言う案が出ている。

クリスマス仕様に

壁掛けにどうでしょう!

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もったいない。

このボード、S女史が要らないと言うのです。

もったいないわ。

まだまだ 楽しめそうでしょう。

そこで こんなものを 作り始めました。

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雪だるまとクリスマスツリー

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子どもたちに 雪だるまの顔を描いてもらいましょう。

すると、一人帰ってきました。

「あんなー....」と言いながら

一緒にツリーの飾りをペッタン.ペッタン.と貼ったあと

ニッコリ可愛い顔を描いてくれました。

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お顔を描いてくれました

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続いて、みんな描いてくれました。

あっ、泣いてる子がいる...。

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泣いている子がいる

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髪飾り

最近、手縫いをすることあったかしら?
ボタンが取れた時とか 仮縫いのしつけや ズボンの裾上げにまつり縫いをすることはあっても
手縫いで作品作りだなんて とんと無かったわ。

寮の子どもたちに 実際に手縫いをするところを見せてあげて...。と。
わかりました。髪飾りはどうでしょうか? シュシュは簡単で、気を引くと思います。

シュシュ

夜な夜な 裁縫の基本的なことをおさらいしてみました。
縫い始め、...そうそう 玉結び!
縫い終わり、...そうそう 玉止め!
基本の布の縫いあわせ、...そうそう なみ縫い!
その他 縫い方いろいろあるわねぇ。
手縫いの様子を見てもらうだけで良いのかな...。
手元にある布地をいろいろ用意しました。

そして、当日。
髪飾り作る? 作ったことあるぅ?
あれー? 解説どころか 誘ってしまいました。
クスクス笑う小学生3人と 髪飾りを作ることになりました。
興味を持ってくれたようで嬉しい♬

ハギレを 彩り良く並べてみると みんな水色系を選びました。
流行りなのかなー?
どんな髪飾りが欲しいのか 絵に描いてみましょう。
何かを作り上げる時に 頭に思い描くモノを まず 絵に描く大切さを伝えました。
予定していたシュシュではなく、みんなの好みは リボンでした。
描くモノは みな微妙に違います。
その形に近づくように パターンを作り、布地を裁ちました。

では、はじまり はじまりぃ。
今回は、なみ縫いで ひと針 ひと針。
縫い方のポイントは、縫っている時に糸をたるませたり、きつく縫ったりしないことですよ。
......
縫い終わりは 玉どめで くるりんぱ。
針と糸とハサミがあれば簡単に手縫いができるでしょ。
はい、数センチ開けているところから ひっくり返して引っ張って…。
みな上手♬ 手先が器用ね。
仕上げは私がしましょうね。
......

はい!出来上がり♬

オンリーワンよ♪

オンリーワンよ…☆”

天から降ってきた

お天道様から贈り物が届きました。

採用を頂きました。

本当に 天から降ってきました。

職を得ることができました。

人の役に立っているという実感を得たい私です。

社会的居場所が有るって嬉しいです。

子育てを頑張っているお母さんの気持ちに寄り添い、共に考えるお仕事に就きます。

求めていることに応じて、励ましになる言葉や必要とする言葉を発する自信は、まだありません。

ただ、話を受け留めることが何より大切だと 身をもってわかります。

明日に備えてもう寝ます。

快眠! 快食! 快便!

今日、お弁当袋を作りました。

弁当袋