管楽器の音色




市民吹奏楽団のスプリングコンサートへ娘と一緒に行って来ました。


管楽器の音色は、深く低く躍動的です。
この音は安心します。
自分を取り戻した気持ちになります。

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映画『ジョー・ブラックをよろしく』

5回以上観た映画やテレビの連続番組は何ですか ?



『ジョー・ブラックをよろしく』


ピーナッツバターと言えばブラッド・ピットです(笑)。
舐めながら立ち居振る舞う姿や表情がキュートです。
死神を魅了する味…。


ヒロインの恋した相手は死神だったというラブロマンスです。


プールサイドの静かなラブシーンに魅了されますぅ・・・


訳があって上げ膳据え膳という余裕の時間が取れたことから、今もこの映画を見ています。


今の私が感じる見どころは家族愛です。
父と娘達との関係が良くてなかなか感動します。
家族と一緒に過ごせる時間の大切さと、  
善意ある人の苦しみが解けた瞬間の痛快感を今回は思いっきり感じました。
ビルの長女アリソンの夫クインス(ジェフリー・タンバーが演じる)の妻に向ける愛情と気さくで心優しい人柄が身にしみます。


これまでにも幾度も振り返っていますが、愛しく綺麗で儚さを感じます。
私にとっては永遠に大事に思う映画です。



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幸せの音色



日曜日、市民吹奏楽団のスプリングコンサートへ娘と一緒に行って来ました。



私にとって年に2回の市吹の演奏会は、楽しみで楽しみで…待ち望んだ癒しの空間です。



不穏な聴き取り方をする左耳には耳栓をしていましたが、今回も心の弾む素敵な時間でした。
吹奏楽オリジナル曲から演歌やポップスに至るまで、管楽器の音と音の受け合い掛け合いが美しくパーカッションの刻む音とともにハーモニーを作り出し、
はじまりからアンコールまで見応え聴き応えがありました。



プログラムのひとつに 春ならではの「あなたも指揮者!」コーナーがあります。
コロナ禍で頓挫して4年目の復活でした。
満席の中から挙手で選ばれた女性のパフォーマンスがそれはそれは見事で最高に盛り上がりました。
楽しくて和やかな時間でした。



幸せの音色は思い出せるものですね〜。
数日経った今日も幾たびもふけっておりました。

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映画『すずめの戸締まり』



なんと!まだ上映していました。



『すずめの戸締まり』を観てきました。



この映画は公開から4〜5ヶ月経っています。
この上映期間って、ファーストランを超えて かなりのロングランと思っていいですか?
映画館で上映する期間は作品によって異なりますよね。



蝶とミミズ、三本足の椅子と要石。その相反する関係も姿も発想も面白いけれどリアルなのは背景です。



画中、
大洲市の肱川橋梁とその背景に大洲城を見つけましたよ。
八幡浜港と車道に出た海沿いの町並みは、熱々の揚げ物を買うために私も足を踏み入れこの目で経験しています。
列車や駅(聖地:下灘駅も登場)、そしてミカンと彼岸花、池や山々の自然の描写が素敵!誠に素敵です。
中でも八幡浜駅の美しいこと!
私の知っている八幡浜駅は20年前の記憶ですが、画中の木造の佇まいや上り下りの渡り廊下を含む構内の様子は、恐らく実物以上に美しく輝いていました。一瞬にして神秘的な駅に記憶を置き換えてしまいました。
飛んだ県がある中、愛媛の善きところを描写してくださりとっても嬉しかったです〜〜〜♥



扉の向こうにある世界は、すべての時間が同時に存在する世界のようです。
自分しか居ません。幼い自分に会える世界です。あっ違ったか…未来の自分に会えるのです。が…。
日本列島の歴史ある災害と対峙するSF物語です。恋愛ファンタジーではなく、その斜め上のところが凄くイイと思います。



足の欠けた不安定な椅子が、走る 飛ぶ 倒れる。
これって、心に傷を負った者が、様々な出逢いに助けられ、心の傷を抱えながらも自分自身の足で立ち上がる!前に進む!というお話だと感じました。

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『めがね』を観た



『めがね』2007年に公開の映画をようやく観ることができた。



波の音が心地よく、不思議な時間が流れている。
大人は全員おしゃれなめがねをかけて海を眺めて黄昏れている。

気取らず、語らず、周りの目も気にせず、
皆、静かに自分の世界に入っているように観える。

義務を全て果たしきった人たちのお話のようなーーー。

穏やかな気持ちになるどころか…
私には、心もとない時間をゆるゆると過ごす不思議な世界に映る。



「めがね」の象徴するものって、先入観や偏見、欲望なのかもしれない。
ココは、生きていくうえで染み付いてしまったものを捨てて渡る賽の河原か?

以前に視聴を試みるも…
観ながらそのまま深い眠りに入りそうになった。
この世界観は何なんだ?
と、Huluの視聴中の欄に何年も棚上げしていた。

「迷わずここに来れたから、ここに居る才能がある。」
と、宿の主人が言っていたが
私もようやく機が熟したのか?(笑)



大事なのは焦らないこと
焦らなければ、そのうちきっと。
そのうちきっと成仏できるとでも? 
開眼するとでも言うの? 

ことに
海の向こうはどんな世界なのか?
黄昏れ上手になれた時、幸せになれると言うのだろうか。

子ども達も一緒に踊る愛嬌と脱力感のあるメルシー体操。
これが踊れたらこの向こうに渡れるとでも言うのだろうか。



テンポが良くてピンと背筋が伸びる映画が好きな私が、
首を傾げながら一人きりの静かな時間にこの映画を見終わった。

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